真っ直ぐに、そして全ての番手でグリップ挿入口先端を揃えて、つまり同じ伸ばし具合でグリップを挿入していきます。
ロットによって品質にムラがあるのは事実ですが全てを同じ伸ばし具合で挿入することによって極力同じ太さ、質感で統一感を出さなければなりません。
(参考画像)
下の画像は先日、当店に持ち込まれたクラブですが、この状態では同じグリップで揃えている効果は半減?してしまうのではないでしょうか。
当店にてグリップを装着していただいた場合、下巻きなどのデータは全て管理していますので、いつでも同じ太さと質感にて交換していただけます。
バランス調整に掛かります。
調整前・後のバランスは以下の通りです。
しっかりと脱脂をして、今回の場合は約6g~7g強の鉛テープを貼っていきます。
(参考画像)
パーカッションエリア真裏を中心に、グラムによって厚手タイプと薄手タイプを使い分けて、なるべく長期間の使用に耐え得るように蓋をするように貼っていきます。 当然ながら作業を施すヘッドによって施術する場所を変えながら、変則的な作業ではウェッジなどでギア効果による変化を期待したい場合などは貼りつける位置は必ずしもパーカッションエリア辺りとは限りません。
いよいよ最後の作業、改めてバランス・レングス・総重量・振動数・重心アングルの数値を測り、チャート表を完成させます。 そして、クラブ達を一直線に整列させて、グリップの伸ばし具合とシャフトステップ位置フローの確認を行い、拭き取り清掃で身だしなみを整えてオーナーのご来場をお待ちします。
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